SBI証券は海外株の取扱本数が業界最多です。
なので、SBI証券に口座を開いて、米国株やETFを購入したいな、と感じている人も多いと思います。
ただ、米国株などの外国株を購入する場合、
- 日本円で買付する(SBI証券は円で決済が可能)
- 日本円を米ドルに交換して、米ドルでの買付
どちらかを選択することになります。
「外貨へ交換しないといけないのは面倒だな」とか「外貨交換って手数料高そうだな」と思っている方も多んじゃないでしょうか。
住信SBIネット銀行とSBI証券の組み合わせで手数料がほとんどかからず、簡単に日本円を外貨へ交換することができます。
そこで、今回は、住信SBIネット銀行を活用した為替手数料を「2銭」まで抑える方法をご紹介します。
SBI証券は外国株取扱本数業界最多!
■SBI証券で扱っている外国株 | |
種類 | 取扱銘柄 |
米国株 | ○ 約3400銘柄 |
中国株 | ○ 約1400銘柄 |
韓国株 | ○ 約65銘柄 |
ロシア株 | ○ 約30銘柄 |
アセアン株 | ○ ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア |
海外ETF | ○ 米国ETF、中国ETF、韓国ETF、シンガポールETF |
SBI証券に口座を持つだけで、これだけ国へ投資することができます。
特に米国株の取扱本数は多いです。
そして、米国株には、世界まるごと投資できるバンガードワールドストック(VT)や米国の超優良企業500を集めたS&P500をベンチマークにしているバンガードS&P500(VOO)への投資も可能です。
為替手数料で運用益が変わる!?
運用先を探すのに、投資信託やETF等の場合は、信託報酬が安いファンドを選ぶべき!と紹介してあるサイトは多数あります。
世界一の投資家も信託報酬(コスト)が最も大切だと力説
ウォーレン・バフェットも「唯一コントロールできるのはコスト(信託報酬)である」と述べています。
世界最強のバンガードETF!ウォーレン・バフェットも認めた超低コスト投信
そして、信託報酬が安いウォーレン・バフェット氏がオススメするS&P500がベンチマークであるバンガードS&P500に投資するのと、ヘッジファンドが株を選択して投資するのとではどちらの運用益が上回るのかを対決しました。
バンガードの創設者である故ジョンボーグル氏によると、信託報酬をできるだけ下げることでしか投資家の利益を最大限上げることは出来ないことを著書の中で述べられています。
超有名な本ですし、インデックス投資を始める方には絶対読んでおいたほうがいい1冊です。
外国の投資家にとって為替手数料も信託報酬(コスト)と同じ
為替手数料が高ければ、手持ちの資金が減ってしまいます。
手持ちの資金が減ってしまうと、同じ運用益を上げていたとしても、手持ち資金がマイナスからスタートした分、負けてしまいます。
1回なら大した金額になりませんが、投資を続けていこうと思うと、この先何十年も為替手数料を払うことになります。
為替手数料の大切さについては以下を参照してください。
SBI証券で外貨を購入すると「25銭」
住信SBIネット銀行の外貨積立で「2銭」
さあ、SBI証券で米国株を購入しよう!
とすると、外貨へ交換する為替手数料で「25銭」かかります。
じゃあ日本円で買付したらいいんじゃないか?と思いますが、日本円で買付したとしても実際は米ドルで買付しないといけないので、自動的に為替手数料で「25銭」取られます。
・外貨決済「25銭」の為替手数料(交換時)
「25銭」でも安いけどもっと手数料を下げれる方法はないのか?
住信SBIネット銀行を活用することで、「外貨預金4銭」・「外貨積立2銭」まで為替手数料を下げることが出来ます。
【住信SBIネット銀行とSBI証券の為替手数料】
1ドルあたりの為替手数料 | |
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住信SBIネット銀行 | 4銭(外貨積立は2銭) |
SBI証券 | 25銭 |
【10,000ドル購入時の為替手数料】
為替手数料 | |
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住信SBIネット銀行 | 400円(外貨積立は200円) |
SBI証券 | 2,500円 |
日本円だけではなく、外貨も持っておきたいという人や、海外の株式やETFに投資したいので、米ドルに交換が必要な場合があります。 日本円から米ドルに両替するときに、かならず発生するのが為替手数料(為替コスト)です。 住信SBIネット[…]
住信SBIネット銀行で日本円を米ドルに交換する手順は分かりやすいサイトがありましたので、こちらを参照してください。
住信SBIネット銀行・外貨積立で「2銭」× SBI証券で米国株買付
住信SBIネット銀行の外貨積立を活用すると、為替手数料を「2銭」に抑えることが出来ます。
もちろん、交換した外貨を現金で保有して、日本円と外貨の金利差で儲けることやFXに使ってもいいのですが、金利が高い国はインフレ率が高かったり、FXは上がるか下がるかなので、配当がありません。
なので、株価が下がったら多くの株を買え、株価が上がったら少ない株しか買えない投資信託かETFがオススメです。
外貨を購入して運用をするなら、株を購入するだけではなく、FXや金利差を利用したスワップ金利で運用している人も中にはいます。 しかし、投資初心者で仕事をしているサラリーマンや共働きの家庭にとって、一番の運用方法は「投資信託」もしくは「E[…]
住信SBIネット銀行でドル転した資金をSBI証券へ入金する方法については、詳しく書かれているサイトがありましたので、参考にしてください。
動画でも分かりやすく為替手数料を最大限引き下げるメリットとやり方について公開していましたので、参考にしてください。
まとめ
コスト(手数料)は唯一、あなたがコントロールできるものです。
- 買付手数料(選ぶ証券会社によって異なる)
- 信託報酬(選ぶファンドによって異なる)
- 為替手数料(選ぶ証券会社や組み合わせによって異なる)
一方でコントロールできないのは、
- 株式相場
- 為替相場
- 運用損益
です。
そして、かかるコスト(手数料)によって、将来の運用益を大きく減らすことになります。
為替手数料も同じです。