投資初心者の共働き夫婦が投資で資産運用をするなら「負けない投資」をすることが一番大切です。
では、「負けない投資」をするためには、どのようにしたらいいのでしょうか?
答えは、「インデックス投資」です。
- インデックス投資は本当にいいの?
- 平均点を狙いに行くのはちょっと物足りないな
- もっとリターンがほしいけど他に方法はないの?
など考えている場合はまず読んでみてください。
自宅にずっと保管したい!と思えるほど、素晴らしい内容です。
そして、最後はインデックス投資を選択することになるでしょう。
インデックス投資は勝者のゲーム
インデックス投資と言えばバンガード!というくらい代名詞となっている低コストインデックスファンドのリーダー!
その創設者故ジョンボーグル氏が書いた本です。
「インデックス投資は勝者のゲーム」はアナリスト、ファンドマネージャーなどの助言者への顧問料や信託報酬が余分なコストで、この余分なコストがリターンを悪化させていることを説明しています。
実際に投資家が手にする市場のリターンは、信託報酬、ポートフォリオの入れ替えにかかる費用、証券会社への手数料、購入手数料、広告費、運用コスト、弁護士費用、これらの全ての緊急仲介業者に支払うコストを差し引く(69Pより引用)
そして、アクティブファンドはインデックスファンドにほとんど勝つことが出来ないという結論を出しています。
これは、ファンドマネージャーに支払うコストと頻繁に売買を繰り返すことでの手数料がどんどん引かれていく結果です。
運用益は投資家がコントロールできません。経費は唯一投資家がコントロールできる部分です。できる限り安く抑えることが、リターンを向上させる最善の方法です。
バンガードに投資をしようと考えているなら絶対に読むべき1冊です。
敗者のゲーム
「敗者のゲーム」はバンガードの社外取締役も勤めたチャールズ・エリス氏が書いた1冊です。
投資の世界で勝つためには「負けないこと」が一番大切です。
では、負けない投資をするためにはどうしたらいいのでしょうか?
「敗者のゲーム」では、プロとアマチュアのテニスプレイヤーを例に取り上げて説明しています。
投資は「安く買って高く売る」ですが、実際に実践できる人はごく僅かです。いつのタイミングが底値でいつのタイミングが最高値なのか分析してみて「〇〇だったね」と分かるだけです。
株式投資の未来
「株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす」はペンシルベニア大学大学院(ウォートン・スクール)教授(金融論)でコロンビア大学卒業、マサチューセッツ工科大学(MIT)で経済学博士号取得をした経済学・金融の世界では超有名なジェレミー・シーゲル博士が書いた1冊です。
過去50年の株価を分析して、S&P500のリターンを上回った企業は10%にも満たなかった問うことを結論づけています。
ということは、50年間平均を上回る企業に一点集中で投資できた人はいいのですが、それ以外の人はS&P500に連動する指数に投資していたほうが、良かったということになります。
そして、「株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす」では配当が高い企業は複利の力を最大限発揮できるので最終的な利回りが良かったとしています。
配当を再投資することで、さらに利回りが増え、資産の増加スピードが加速してきます。
平均よりも高いリターンを出す企業を50年間信じて持ち続けることができればいいのですが、株価が下がったり悪いニュースが流れたりすると「やっぱり売ろうかな?」ってなりますよね。
「株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす」はインデックス投資を勧める本ではありませんが、より高いリターンをもたらした企業のリストと、集中投資は結果的により多くのリターンをもたらしてくれることを分析しています。

ウォール街のランダム・ウォーカー
「ウォール街のランダム・ウォーカー」はプリンストン大学経済学博士(PhD)。同大学経済学部長(1974-75、77-81)、大統領経済諮問委員会委員(75-77)、エール大学ビジネススクール学部長(81-88)、アメリカン証券取引所理事などを歴任。世界的な投信会社バンガードの社外取締役としても活躍したバートン・マルキール博士が書いた1冊です。
面白いのが資産運用の結果は、何人ものファンドマネージャーが集まって出した投資先の運用結果と猿がダーツで投資先を決めた運用結果とでは、結果に大きな違いはない、と結論づけていることです。
なので、金融業界に身を置くアナリスト、ファンドマネージャーであったとしても株価がどうなるのかは誰にも分からないということです。
分からないものに対して分析をしたところで、いい結果が得られるはずはありません。
顧問料で余分なコストを払うだけでしょう。
投資の大原則
「投資の大原則」はプリンストン大学経済学博士(PhD)。同大学経済学部長(1974-75、77-81)、大統領経済諮問委員会委員(75-77)、エール大学ビジネススクール学部長(81-88)、アメリカン証券取引所理事などを歴任。世界的な投信会社バンガードの社外取締役としても活躍したバートン・マルキール博士とバンガードの社外取締役も勤めたチャールズ・エリス氏が書いた1冊です。
「投資の大原則」では、アクティブファンドがインデックスファンドに継続的に勝つには、プラス4.3%のリターンが必要と試算しています。
それは、ファンドマネージャー、アナリストなどの助言者に支払う顧問料や手数料などが高いからです。
「インデックス投資は勝者のゲーム」の中で故ジョンボーグル氏は今後の市場のリターンは4%くらいになるだろうと試算しています。
さらに4.3%のリターンを出すことは果たしてできるでしょうか?
まとめ
インデックス投資をするのであれば、絶対に読むべきオススメ本5選を紹介しました。
・市場リターンをまるごと受け取ることができる
・予測は不要
バンガードの創設者が書いたインデックス投資のバイブル本!
「負けない」ためにはミスをしない事!ミスをしない投資は市場をまるごと保有するインデックス投資!
S&P500の中でたった20社を50年間信じて保有することができるでしょうか?投資の難しさを理解できる1冊!