仕事と育児を頑張って両立していく家庭は、大変なことも多い反面、ダブルインカムなので、将来年金を多く貰えます。
多くの年金をもらえるから老後のことは二の次と考えている人もいるんじゃないでしょうか。
また、教育費、居住費、娯楽費などにある程度の資金を使っても生活ができてしまうので、今の生活スタイルを維持したいを思うはず。
そうすると、貯金できずに気づいたらもう○○歳になっていた!ということになりかねません。
ダブルインカムで生活に若干の余力があるうちから老後の資金のことを考えて、資産形成をしていくことは非常に大切です。
正社員として共働きしている夫婦にとって、資産形成をするための大きなアドバンテージがあります。
今回は、将来お金のことで困ることがないように正社員共働きだからこそできる資産形成の仕方について解説していきます。
正社員共働きは資産形成に有利?
総務省の調査によると、共働き世帯の平均年収は792万円。専業主婦世帯の平均年収は682万円で、110万円多い収入を得ています。
110万ということは、月10万円ほど多い収入があるということです。
なら単純に考えて、専業主婦世帯と同じ暮らしができれば、その110万は老後の資金へ回すことが理論上可能になります。
じゃあ共働き世帯ならみんな将来はお金に困ることはないんじゃないの?と思ってしまいそうですが、実は違います。
パーキンソンの法則をご存知でしょうか?
なので、いくら共働き世帯は専業主婦世帯に比べ収入が多く資産形成に有利と伝えたとしても、マインドをコントロールできなければ、収入の差はいくらあろうと残るお金はあまり変わらないことになってしまいます。
大切なことは支出をコントロールし、夫婦で話し合いながら家計を助け合って行くという姿をまずは目指さないといけません。
支出をコントロールできるマインドを持つ
収入が増えれば、ほしいものも簡単に買えるようになります。
そうすると、最新の家電、スマホ、健康グッズ、趣味の道具などかなりの出費がかさんでいきます。
収入が増えたことはいいことですが、支出もそれに伴い増えてしまうようでは、資産形成の方法を知っていたとしてもなかなか思うように家計が回っていきません。
結果、毎月の収支は赤字になっているなんてことも。
大切なのは、支出をコントロールできるマインドを持つこと!
では、具体的にどのようなことに注意したらいいのでしょうか。
家計のことは夫婦で共有する
夫や妻が財布を管理している、別財布にしている家庭どちらもあると思います。家計の管理方法については、それぞれの考え方があるので、どちらがいいとか悪いとかはないと思います。
夫婦で話し合ってお互いが納得した方法ならそれでいいんじゃないでしょうか。
それよりも大切なことは、管理方法はどのような方法であれ、お互いの貯金額、子供の教育費、生活に必要な費用などある程度は共有することです。
例えば、夫が住宅ローン、妻が食費や日用品を負担をすると分けている家庭や夫婦の口座を作って同額ずつ入金している家庭など様々ですが、生活にかかる費用は共有していたとしても、毎月いくら貯金しているのかなどは知らない、話し合っていないケースも多々あります。
一方で、夫(妻)が財布を管理している場合は、任せっきりにしてしまい、上手にやりくりできているだろう、と思いがちになってしまいます。
そして、残りは何に使っているのはよく分からないという家庭も少なくありません。
せっかく夫婦二人で働いているのですから、将来のためにどのようにお金を使うのか、いつお金が必要になるのかなど話し合いをするのがいいでしょう。
ほしいものと必要なものは違う
欲しいものは我慢せずとも買えてしまうのが共働き世帯なのでしょう。
だから、新しいモデルが発売されれば買ってしまう、という人も多いはず。
でも、家の中を見ると買ったのはいいけど使っていないものはありませんか?
オークションに出したとしても購入金額を上回る金額で販売することは不可能です。
ようは、買った瞬間に損をしているということです。
本当にそのものが必要なのかどうかを話し合ってきめるべきだと思います。
型落ちまで待つ
家電は最新モデルだとほぼ定価の金額です。
でも、一年後、同じ型番の家電はいくら値下がりしているでしょうか。
価格.comなどを調べていると、大体半値くらいになっていることがよくあります。
同じモデルを購入しているのに1年待つだけで、半値で買うことができます。
資産形成に向けて正社員共働きのアドバンテージをフル活用する
支出がある程度コントロールできるようになると徐々に家計が見えやすくなり、使途不明金がなくなります。
そしたら、次のステージに移行します。
確定拠出年金
老後のための資産運用でお得度No.1の制度が確定拠出年金制度です。
正社員として夫婦で働いていれば、それぞれ2万3000円ずつ拠出できます。
共働き世帯の世帯年収の平均は792万ですので、単純に半分ずつだとすると、それぞれの年収は約400万になります。
年収400万ということは、所得税が20%ですので、年間約5万(夫婦で10万の節税)になります。
30年続けたとすると、それだけで300万の節税になります。
株式で年3%で運用したとすると、30年後には元本800万円ほどが1600万円と倍になっているでしょう。
夫婦で3200万円です!しかも運用益はすべて非課税です。
3200万円の3%の配当金をもらうとすると、年間96万円の配当です。月にすると8万円の配当収入です。
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NISA・つみたてNISA
確定拠出年金と合わせて利用できるのがNISA制度です。
積み立てNISAは年間40万を20年間運用できます。なので、最大800万円の元本までは運用益は非課税になるということです。
20年間とすると、3%の運用で約1.5倍になります。なので、1200万円ですね。
夫婦ふたりで2400万円です。
2400万円の3%の配当収入は、72万円です。月6万円ほどです。
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ふるさと納税
日用品などで絶対に自宅で使うもの、例えば洗濯用洗剤などは超お買い得です。
シュミレーションを使って、ぎりぎりの金額までふるさと納税をすることで、毎年2000円の負担で1万円以上の買い物をすることができます。
なにもしなれば税金として徴収されるので、同じ徴収される金額なら進んで納税して返礼品をもらったほうがお得です。
資産形成できるほどの金額は節税できませんが、やっている人は必ず得している制度なので、オススメです。
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ふるさと納税してお得に節税しよう
月々14万円の配当収入
厚生年金の受給の平均月額は144,903円です。夫婦で共稼ぎの場合ならば、ダブルで受け取れるので月額30万円くらいになります。年収にすると約360万円です。
生命保険文化センターの調査では、老後の最低日常生活費は月額約22万円で、ゆとりのある老後生活費は平均34.9万円です。
共働き世帯の平均の年金受給額は月々30万円です。
そして、30代のころから確定拠出年金と積み立てNISAで運用してきた分の配当金を月14万円受け取れることになります。
合計すると、44万円です。そして、この44万円は元本を取り崩さない限り半永久的に入ってきます。
正社員共働き夫婦は老後に笑う
正社員として仕事をしながら子育てをしていくのは本当に大変なことです。
ストレスも溜まって、衝動買いもしたくなることもあるでしょう。
全てを我慢しないといけない!ということはありませんが、家計にメリハリをつける術を身につければ、後で経済的自由を必ず手にすることができるのは正社員として夫婦で仕事を頑張ってきたあなた達です。
支出をコントロールできるようになるまで我慢ばかりでストレスが溜まるかもしれません。
しかし、コントロールできるようになってしまえば、お金に困ることは一生ないでしょう。
そして、一度設定したら、どんなことがあっても淡々と積み立てること!